2010年10月12日
第14回 小笹屋竹鶴 呑切会
9月27日、28日に行われた竹鶴酒造の呑み切り会に参加してきました。
今回の参加は、実に久しく6年ぶりでしたが、竹鶴社長をはじめ、おしとやかな奥様、ユニークな専務、実直な石川杜氏、きびきびした蔵人の皆さん達がハツラツとして、さすがに伸びている蔵だと感じました。

写真は竹鶴社長です。
参加者の皆様に、各々丁寧に頭を下げられていました。
お話をすると、とても気さくで大らかなお方です。とても太っ腹なお方で尊敬します。
早速、利き酒の準備が進められ、その数、60余点。
私は呑み切り酒、市販酒も含めてテンポ良く進めていきました。

口の中に入れて利く量は、ティースプーン一杯程度の微量。それでも段々口の中が疲れてきます。
一通り全部利いたら、気になった秀逸銘柄を再度念入りに利き直しました。
時間にして約一時間。
美味い!

このお方は、あの有名な杜氏さん(おやっつあん)石川達也氏です。酒ゴジラとか、酒モアイと呼ばれています。
プロレスの技をかけようとしているのではありません。
蔵の中をじっくり説明して頂き、見学させて頂きました。
お酒に対する、真剣な眼差しと緻密な計算。
酒造りの根本に立ち返り、基本に忠実な真っ当な造り、完全発酵。
石川氏の情熱を目の当たりにしてきました。

こちらは宿根(すくね)地区の雄町米の田んぼ。収穫直前の写真です。
この米が「小笹屋竹鶴 宿根産雄町」の純米酒になります。
この地区はイノシシや鹿の被害に相当悩まされています。
鹿は大事な雄町の酒米をガジガジ、チョコチョコ噛んでいくそうで、あたりは鹿のフンが相当落っこちてました。
イノシシ君は田んぼの中で転げ周り、稲穂をなぎ倒していくそうです。
このヤロー!

国の伝統的建造物群保存地区に位置する竹鶴酒造の入り口。
「本竹」と入り口ののれんには書かれています。本家 竹鶴の意味です。
町並みはとても古いのですが、他の家も含めどこもかしこもきれいに整備されています。
エアコンの室外機も木の枠で囲ってありました。
江戸時代は塩業が盛んで、かつてこの蔵の向かい側は海岸線だったと専務がおっしゃっていました。

今回久しぶりに、広島県竹原市・竹鶴酒造に訪問させて頂き、とても新鮮な気持ちになりました。
私が大好きな「お燗酒の旨さ。熟成酒の旨さ」に改めて感動を覚えました。
そして現代は「個」の意識が強い時代と言われますが、人と人のつながり、蔵と酒販店とお客様のつながりを、もっと大事にしてゆこうと思いました。
その場面でお酒が果たす役割を、もっと大事にしていきたいと思います。